例として99%除菌の場合を考えます。
ここに菌100個が入った培地1mlを用意したとします。
そこに洗剤を入れたら、菌が1個だけになりました。
これは除菌率99%だというのはわかるでしょう。
じゃあ残った菌が0個だったら、除菌率100%なのかというと...
違います!
たとえば最初の培地を10ml(10倍)にして菌を1000個含むとしたら
1mlの時残った菌が0個でも、10mlにすると0個でない可能性があるのです。
つまり最初の実験では、100個すべて除菌できたとしても除菌率は99%以上であるとしか言えないのです。
このように除菌率100%と断言するのは、イタチごっことなり、どれだけ実験しても不可能なんですね。