皆さん、タンスの数え方って知っていますか?
これはふつう1棹(さお)、2棹……とかぞえていきます。
ではなぜそのように数えるのでしょう?
箪笥(タンス) |
そもそもタンスが生まれたのは江戸時代ですが、
庶民にとっては高級品で長持と呼ばれる、
直方体の箱に衣服をいれていました。
やがて、これに火事のときに運びやすくするため、
車輪をつけるようになります。
しかし実際に火事がおきたとき、
車輪つきのものが道を塞いでしまい大惨事になってしまったのです。
このことが原因で、車輪つきは製造禁止になっていきました。
なので、かわりに棹を使って運び出すようになり、
これがそのままタンスにも使われるようになっていったのです。